Neal Casal [amazon] US

『Leaving traces : Songs 1994-2004』
10年間の軌跡を収めたDVD付きベスト。以前から名前は知ってたが、ちゃんと聴いたのは初めて。愁いを帯びた澄んだ歌声にちょっと驚く。もっとフォーキーで泥臭い感じなのかなと勝手に思ってたのだが(もちろん、それが悪いわけじゃなく)、余計な先入観など捨ててもう少し早く聴いていればよかった。ロードムービーを観るような、センチメンタルな旅の情景が目の前に広がってくる。まさにカリフォルニアの吟遊詩人。去年の来日公演行こうかどうか迷ったんだけど、今さら後悔…。

one tone [amazon] JP

『とおり雨 / one tone』
バンド名やその佇まいを含め、どことなくPort of Notesを思わせる男女2人のユニット。実際にPort of Notesのファンらしく、音のほうにもその影響は色濃く反映されているように思えます。どこか和のテイストを感じさせるボーカルは瑞々しく透明感があり、控え目なボッサのリズムを取り入れたアコースティクなサウンドともすんなりと調和。ゆっくりとした時間の経過のなかで、窓の外のいつもの風景も今日は少し違って見えるような、そんな気分にさせてくれる音楽。娘の通う大学の卒業生だということにも親近感が沸きます。

mixi

最近はミクシィのほうで短い日記を書くことが多いので、はてなのほうの更新がどんどん遠のいております。手軽に書けるんで楽なんですよね。ライブ感のあるやりとりも含めコミュニティ独特の面白さというのもあって。こちらのほうも少しは更新できるようにしたいと思ってるんですが。もうちょっとがんばります(笑)。

報知と清原

『とおり雨 / one tone』

最近の報知新聞の清原報道を見ると、
11/16 清原迫る「決断の時」
11/17 清原構想外、清武代表伝える
11/19 小川独占激白!清原よ巨人にこだわるな
などのタイトルでその去就問題を伝えている。これはもう読売グループからの三行半と言っていいだろう。
それにしても傘下のメディアを使ったこうした汚いやり口はいやにも読売らしい。来期戦力の構想外になったのなら、本人との直接交渉ですっぱりと伝えればそれで済むことなのに。自分たちの都合の良いように記事を仕立て上げて清原の巨人退団という既成事実を作り、それで世論を誘導してるつもりなのだろうか。
迎えるときは三顧の礼と強引な札束攻勢、いらなくなったらまるで後足で砂をかけるような冷たい仕打ち。ファンじゃくてももううんざりだ。そりゃプロの選手なのだから実力がすべてであり、高額な年捧に見合うプレイが出来なくなればクビを切られるのも仕方がないこと。むしろその実力と法外な年捧に開きがありすぎて見ていても白けてしまうケースも少なくない。でも、物事には倫理観も含めた一定のルールというものがあるのではないだろうか。プロ野球が再生しようとしている矢先に冷や水を浴びせるようなこうしたやり方には疑問符しか残らない。

シルヴァータイド [amazon] JP(期間限定) US

『Show And Tell / Silvertide』
ジャパン・ツアーを終えたばかりのフィラデルフィア出身の5人組。エアロスミスやガンズ直系ともいえる骨太でエモーショナルなアメリカン・ハード・ロックを聴かせてくれます。まだ平均年齢20そこそこだが、メンバーは皆音楽のキャリアも豊富で、とてもこの若さとは思えない地に足の着いたサウンド。フックの効いたリフと、ちょっぴりアーシーでソウルを感じさせる音楽性は、初期のブラック・クロウズを彷彿とさせますね。曲のクオリティも高いし、かなりのポジションまで行く気配が。'70〜'80年代ロックの好きな人にもオススメ。

群馬

『Show And Tell / Silvertide』

(前回の日記から)続きは明日と書いておきながら一週間以上も放置したままでしたね。まぁ、そんないい加減な日記なもので…。で、今さら書いても遅いんですが、メモ程度にちょっとだけ。


16日〜19日までの4日間、群馬県で「ねんりんピックぐんま」というイベントが開かれました。正式名称は「第17回全国健康福祉祭群馬大会」。そうなんです、かれこれもう17年も続いてる立派なイベントです(まったく知らなかったけど)。
紹介文によると「高齢者を中心とする国民の健康の保持・増進、社会参加、生きがいの高揚を図り、ふれあいと活力ある長寿社会の形成に寄与する」ことを目的として毎年開催されている祭典ということらしい。ようするに、お年寄りによるスポーツ、文化、芸術のオリンピックのようなものです。オリンピックというのは大袈裟かもしれないけど、4日間で延べ50万人が参加したというのだから結構な規模です。


このイベントの主催団体が出してる広報誌を友人が編集しており、今回はその取材の助っ人ということで開会式前日から現地に入って群馬県内をあちこち飛び回ってました。競技や催しが行われている町に行って各会場で写真を撮り(初日の開会式ではなぜかカメラマンを務めた。俺でいいのか?)、そこで参加している選手や関係者などに話を聞いてくるという、取材としては比較的ラクな内容なんだけど、なにせ開催地区が県内に散らばっているために移動が結構大変でしたね。
ラソンが行われた片品村などは沼田駅まで朝イチの電車で行って、そこからはタクシーで片道1時間近くかかるし。そこで取材を終えるとまたタクシーと電車を乗り継いで今度は桐生でやってるファッションショーの会場へ向かうという慌ただしさ。そんな感じで毎日いくつかの会場を掛け持ちでまわっていたわけです。
それにしても大会に参加されてるみなさんの元気さには驚かされました。参加資格は60歳以上なのでお年寄りが趣味程度にやってるのかなと思ってしまいますが(もちろん、そういう方たちもいるけど)、スポーツ系の競技などは過去にオリンピックや国体などで活躍していた選手もいて、どの種目も予想以上のレベルの高さです。マジで私なんかじゃ太刀打ちできないなと思ったし。マラソンでは最高齢の95歳の男性が3キロコースを自力で完走してましたからね。これまで持っていたお年寄りに対する認識を改めると同時に、あまり知らなかった高齢者福祉の現場が見れて興味深かったです。みなさん、とてもイキイキしてましたよ。


大会期間中は新前橋のホテルに泊まっていたのだけど、ここがまた見事なぐらい何もないところで。だいたい「新」のつく地名って賑わってるとこ少ないですよね。なので夜は毎日高崎の街へ。そこで別行動をとってる友人と待ち合わせて打ち合わせを兼ねた夕食は焼肉、中華、お好み焼きといった定番コース。もう翌日の朝食がいらないぐらい毎日食べまくりました。西口周辺はかなり歩き回ったのでだいぶ詳しくなったと思います。でも、この先あまり役には立たないと思うけど(笑)。
久しぶりの取材の仕事もなかなか楽しめたし、群馬にどっぷりと浸かった5日間でした。