Last Live in 歌舞伎町

laaz2004-01-25

昨年いっぱいで新宿リキッドルームが閉店した。改装もしくは場所を移して営業再開の噂もあるが、あのハコでは最後。事実上9年間余りの歴史に幕を閉じました。きっと例のビル火災の影響なども少なからず影響してるんだろうね。あの7階のフロアでライヴ中に火事が起きたら絶対助からないだろうし…。
日本で最もカオスな街、歌舞伎町のど真ん中にあって、薄汚れた店内と観客の振動で波打つフロア(笑)、まるで神社のそれのように延々と続く階段(夏場はホントに辛い)を何度往復したことか。結構有名な外タレのライヴも多く(去年のZwanやBeckなんて最高だった!)、好きだったんだけどなぁ。最近増えてる大型のライヴスペースって出入りに時間がかかるし、観づらいんだよね。その点リキッドは、番号に関係なく前の方で観れたし、集まってくる人たちも自由な雰囲気で楽しんでたのが伝わってきたから。

晦日から元旦にかけてのオールナイトイベントで店を閉めたわけだけど、単体のバンドの出演は30日のゆらゆら帝国TOKYO No.1 SOUL SETが最後。そのライヴに娘と行って来た。
チケットの番号はあんまり良くなかったけど、ステージ前に人は少なくて左側の最前列を確保。珍しく両サイドにスクリーンが設置されていて、その真正面だった。事前情報でゆら帝がトリだと聞いてたが、そのせいか周りはソウルセットのファンらしき人たちが目に付く(ゆら帝ファンのTシャツ軍団はフロアの後方でお地蔵さんのように息を潜めて、みっちりと重なり合ってた)。この2つのバンドのファンって、服装や雰囲気でだいたいわかる(笑)。<もちろん我々親子もゆら帝ファン。


映像と一緒に流れてたストーンズのSEが突然途切れ、幕が開くと予想通りSOUL SETが登場。「何時でも探す、居場所を探す君の順番を〜」で始まる『Hey Hey SPIDER』でスタート。ところが目の前のスクリーンの後方がウーファーの壁だったので音圧が凄まじく、マジで鼓膜が痛くて、慌ててティッシュを丸めて耳に詰める。低音ばかりが響いて曲が良く聴き取れない。まぁ、もともとSOUL SETについては詳しくないんだけど(ライヴもこれが初めて)、雰囲気はなかなか良い。パーカッションやアコギなども効果的に使って徐々に盛り上げてゆき、観客の動きで床のしなりもどんどん大きくなってく。新曲も披露し、ラストは『Jr.』で締める。今年はアルバムも出すらしいし、夏のイベントにも積極的に参加するって言ってた。楽しめたけど、できればもうちょい後ろで聴きたかったかな…。