黒い家

保険金をめぐる異常な夫婦の事件を描いた『黒い家』という映画があるが、アレは怖かった。貴志祐介の原作よりエグさではこちらのほうが上だと思う。何かに憑りつかれたような大竹しのぶの鬼気迫る演技は『シャイニング』のジャック・ニコルソンを彷彿とさせるが、題材が日常的なだけにこっちのほうが身近に感じてより不気味。ラストのほうではジェイソンみたいになっちゃうけど。
悪夢のような体験をさせられる保険調査員の内野聖陽はハマリ役。とても宗方コーチの人とは思えない(笑)。


ここまで極端な例は別として(フィクションだし)、似たような話は現実にも結構あるような気がする。今どきの保険外交って並みの神経じゃやっていけないんじゃないかな。少なくとも自分じゃ絶対無理。