ラズベリーズ

「Starting Over / Raspberries」
通算4枚目にしてバンドの最後を飾った'74年リリースの同名タイトル・アルバムに収録。そのルックスからアイドル的人気も高かったが、美しく、力強いコーラスと抜群のポップセンスを持っており、今でもパワーポップ・ファンの間では根強い人気を誇る。デビュー当初に較べると、サウンドやメンバーの佇まいもロック色が強まっているが、ラストに収められているこの哀愁漂うバラード曲で文字通りバンドとしての歴史に幕を閉じた(その後再結成されたが、バンドの顔であるエリック・カルメンは不参加)。