ナイトメア

『Something In The Night / Pure Prai

身体の節々が痛く、運動したわけでもないのに変だなと思って体温計で測ってみたら熱があった。おそらく風邪。熱といっても37℃台なのでそれほどでもないんだろうが、あまり熱が出ない体質なので(この10年間でほとんど38℃を超えた記憶がない)これぐらいでも結構ヘロヘロに。薬を飲んでおとなしくしてたら、さすがに熱は下がったようだ。
夕食後にDISCASでレンタルしてた『レザボア・ドッグス』を観る。久しぶりに観たが、ハーヴェイ・カイテルはやっぱりいいなぁ。眉間のシワまで渋いよ。初めて観た娘もかなり気に入ったらしく、「DVDとサントラが欲しい!買って!」って言ってた(→自分で買えよ)。


さすがにダルいので早めに寝る。そして夢を見た。夜遅くに実家にいて、そばには母親がいる(もう亡くなってるのだが、実家の夢を見る時は必ず登場する)。どうゆうわけか家の外では死人(しびと)がうようよと徘徊しており、自分はその侵入を防ごうとして扉の影で必死にもがいている。2階に上がると父と兄がいるのだが様子がおかしい。見るとすでに死人と化している。慌てて階段を下りるが、そこにいた母もいつの間にか死人となっていた。声に出しているわけではないが、母が私にも死人になるよう強く望んでるのが伝わってくる。そして、躊躇、混乱しながらも半ば諦める自分…。


ここで目が覚める。汗をぐっしょりとかいていたのでシャツを着替えた。寝入ってから2時間も経ってなかったが、すっかり目が冴えてしまった。あまりにも話の展開が唐突で、辻褄も合ってなかったりするのだが(それ以前の問題か…)、まぁ、これも夢なので仕方がない。きっと『Dawn Of The Dead*1のテレビCMが頭にこびり付いてたのも影響してるんだろう。雰囲気的には小野不由美の『屍鬼』に近かったが。どちらにしても決していい気分ではない。
じつはこの手の夢は時折見るが、今回のように夜中に途中で目が覚めてしばらく呆然としてしまう。そして、なぜかいつも舞台は実家なのだけど。

*1:ジョージ・A・ロメロのDead Trilogyの中では、やはり 最初の『Night of the Living Dead』(68)が好きだ。あのまったり感と不気味な間がCGなんかより逆に怖いもん。