群馬

『Show And Tell / Silvertide』

(前回の日記から)続きは明日と書いておきながら一週間以上も放置したままでしたね。まぁ、そんないい加減な日記なもので…。で、今さら書いても遅いんですが、メモ程度にちょっとだけ。


16日〜19日までの4日間、群馬県で「ねんりんピックぐんま」というイベントが開かれました。正式名称は「第17回全国健康福祉祭群馬大会」。そうなんです、かれこれもう17年も続いてる立派なイベントです(まったく知らなかったけど)。
紹介文によると「高齢者を中心とする国民の健康の保持・増進、社会参加、生きがいの高揚を図り、ふれあいと活力ある長寿社会の形成に寄与する」ことを目的として毎年開催されている祭典ということらしい。ようするに、お年寄りによるスポーツ、文化、芸術のオリンピックのようなものです。オリンピックというのは大袈裟かもしれないけど、4日間で延べ50万人が参加したというのだから結構な規模です。


このイベントの主催団体が出してる広報誌を友人が編集しており、今回はその取材の助っ人ということで開会式前日から現地に入って群馬県内をあちこち飛び回ってました。競技や催しが行われている町に行って各会場で写真を撮り(初日の開会式ではなぜかカメラマンを務めた。俺でいいのか?)、そこで参加している選手や関係者などに話を聞いてくるという、取材としては比較的ラクな内容なんだけど、なにせ開催地区が県内に散らばっているために移動が結構大変でしたね。
ラソンが行われた片品村などは沼田駅まで朝イチの電車で行って、そこからはタクシーで片道1時間近くかかるし。そこで取材を終えるとまたタクシーと電車を乗り継いで今度は桐生でやってるファッションショーの会場へ向かうという慌ただしさ。そんな感じで毎日いくつかの会場を掛け持ちでまわっていたわけです。
それにしても大会に参加されてるみなさんの元気さには驚かされました。参加資格は60歳以上なのでお年寄りが趣味程度にやってるのかなと思ってしまいますが(もちろん、そういう方たちもいるけど)、スポーツ系の競技などは過去にオリンピックや国体などで活躍していた選手もいて、どの種目も予想以上のレベルの高さです。マジで私なんかじゃ太刀打ちできないなと思ったし。マラソンでは最高齢の95歳の男性が3キロコースを自力で完走してましたからね。これまで持っていたお年寄りに対する認識を改めると同時に、あまり知らなかった高齢者福祉の現場が見れて興味深かったです。みなさん、とてもイキイキしてましたよ。


大会期間中は新前橋のホテルに泊まっていたのだけど、ここがまた見事なぐらい何もないところで。だいたい「新」のつく地名って賑わってるとこ少ないですよね。なので夜は毎日高崎の街へ。そこで別行動をとってる友人と待ち合わせて打ち合わせを兼ねた夕食は焼肉、中華、お好み焼きといった定番コース。もう翌日の朝食がいらないぐらい毎日食べまくりました。西口周辺はかなり歩き回ったのでだいぶ詳しくなったと思います。でも、この先あまり役には立たないと思うけど(笑)。
久しぶりの取材の仕事もなかなか楽しめたし、群馬にどっぷりと浸かった5日間でした。