報知と清原

『とおり雨 / one tone』

最近の報知新聞の清原報道を見ると、
11/16 清原迫る「決断の時」
11/17 清原構想外、清武代表伝える
11/19 小川独占激白!清原よ巨人にこだわるな
などのタイトルでその去就問題を伝えている。これはもう読売グループからの三行半と言っていいだろう。
それにしても傘下のメディアを使ったこうした汚いやり口はいやにも読売らしい。来期戦力の構想外になったのなら、本人との直接交渉ですっぱりと伝えればそれで済むことなのに。自分たちの都合の良いように記事を仕立て上げて清原の巨人退団という既成事実を作り、それで世論を誘導してるつもりなのだろうか。
迎えるときは三顧の礼と強引な札束攻勢、いらなくなったらまるで後足で砂をかけるような冷たい仕打ち。ファンじゃくてももううんざりだ。そりゃプロの選手なのだから実力がすべてであり、高額な年捧に見合うプレイが出来なくなればクビを切られるのも仕方がないこと。むしろその実力と法外な年捧に開きがありすぎて見ていても白けてしまうケースも少なくない。でも、物事には倫理観も含めた一定のルールというものがあるのではないだろうか。プロ野球が再生しようとしている矢先に冷や水を浴びせるようなこうしたやり方には疑問符しか残らない。