扉は開かれた

このラストシーンには驚きを感じるとともに、困惑する観客も多いはず。真相が解き明かされたようで、謎は深まるばかり。答えは自分で見つけるしかないのか。
一見、『猿の惑星』を彷彿とさせる場面だが、自分としてはジョン・カーペンターの『エスケープ・フロムLA』を観た後に感じた、思わずニヤリとしたくなるような気分にさせられた。きっと、山口監督もカーペンター(むしろスネイクか)のファンではないかと想像しているのだが、いかがだろうか。


しかし、何より驚いたのは、山口監督がまだ学生だった22歳の時にこの『グシャノビンヅメ』を撮ったということ。それでいてこの映像世界は驚異的である(低予算でよくぞここまで)。
渋谷イメージフォーラムで26日まで連日夜9時から上映中。山口監督にも会えるかも。興味のある人は急げ!