2004-03-18から1日間の記事一覧

トゥ・バンクス・オブ・フォー

「One Day / Two Banks Of Four」 ちょっとダークな感じの生のベースラインとクラシックかつジャジーな女性ヴォーカルの組み合わせがとても印象的で、スピリチュアルで大人な1曲。文句なしのかっこよさ。アルバム『Three Street Worlds』に収録。

扉は開かれた

このラストシーンには驚きを感じるとともに、困惑する観客も多いはず。真相が解き明かされたようで、謎は深まるばかり。答えは自分で見つけるしかないのか。 一見、『猿の惑星』を彷彿とさせる場面だが、自分としてはジョン・カーペンターの『エスケープ・フ…

ホラーか否か

密室と化したエレベーターの中では大量の血しぶきと共に殺戮シーンが繰り広げられ、それがこの作品の大きなインパクトにもなっているが、決してグロいだけのホラー映画とは違う。オープニングのCGを含め、随所で散りばめられてるスタイリッシュでスピード感…

独自の世界観

密閉されたエレベーターの中での惨劇というと、おそらく『CUBE』のナタリ監督の短編『ELEVATED』を連想する人も多いかと思う。その部分は、きっと山口監督も意識してるんだろうが、決定的に違うのは『グシャビン』におけるエレベーター〝移動機筒〟は、あく…

ストーリー

科学者、サラリーマン、貧民、精神を蝕まれた者、など様々な階級の人々が何百層にも折り重なるように屹立した巨大な居住区に住む世界。ここでは監視局の厳しい管理の下、抑圧された重苦しい空気が充満していた。 17歳の高校生、藤崎ルキノは登校途中にこの世…

グシャノビンヅメ

レイトショーで『グシャノビンヅメ』という不思議なタイトルの映画を観た。 漢字に直すと「愚者の壜詰」であり、英語なら「GUSHER NO BINDS ME」。表記の仕方で受ける印象もガラリと変わってくるが*1、実際の作品も観る者の思考を混乱させるような刺激に溢れ…