Blues!Blues!Blues!

アルバムのほうは事前にアナウンスされていた通り、自分たちのルーツでもあるブルースの名曲のカヴァー集(新曲を含む)。この手の作品は結構あるのでちょっとどうかな?とも思ってたけど、さすがはエアロ、伊達に歳はとってないね(笑)。
ほぼ一発録りのようなレコーディングらしかったけど、彼ららしいダイナミックさとグルーヴ感がよく出てて、'70年代のエアロが好きだった自分にとっては面白かった。『Permanent Vacation』以降のコマーシャルでクリーンな王道ロックが好きな人や最近の若いファンはどう聴くんだろう。意外に新鮮に感じるのかな。
ただ、最後に日本盤のボーナス・トラックで入ってる「Jaded」はハッキリ言っていらん。いくらCMで使ってるからって、このアルバムには全然合わない。その前の「Jesus Is On The Main Line」がドブロギターや女性ヴォーカルなどもフィーチャーしたラストを飾るに相応しい余韻のある曲なので余計に。せめてブルース・ヴァージョンにアレンジするとかして欲しかった。取って付けたような日本盤のボートラってのも考えもんだよね。


新作の試聴以外にも、これまでの来日時の成田空港でのオフショットや、ミュンヘンで行われたキャパ800人ほどのシークレット・ギグの模様、さらに今年のスーパーボウルでのライヴ映像(メンバー全員がアルマゲドン風の宇宙服を着てスペースシャトルに乗り込む小芝居のフィルム付き)なども上映。特にスーパーボウルでのステージは全員が特注のスカイライディング・ジャケットに身を包んで演奏するという珍しいショットだった(Joe Perryの髪が短くて別人のよう。この人腹筋割れてるし、一体いくつなんだ・笑)。


他にもJoeがプロデュースしたというホットソース「Joe Perry's ROCK YOUR WORLD」*1の試食もできたが、めちゃ辛かった…。
プレゼント抽選会ではハズレちゃったけど、なかなか楽しいイベントだった。でも、大勢がテーブルに座ったままで、大音量のロックを大人しく聴いてるってのもなんか微妙な感じでしたね(笑)。

*1:日本では未発売。ネットで買える→http://www.joeperrysrockyourworld.com/