大塚愛 [amazon] 通常盤(CCCD) DVD付(CCCD)

『LOVE PUNCH / 大塚愛
んー、どうしてもaikoと較べてしまうんだけど(実際にふたりのアルバムを交互に聴いてみた(^_^;)、確かにスローな曲やアレンジの一部はかなーり似てるよね。本人はどうか知らんけど製作サイドは間違いなく意識してるはず。4曲目のタイトル「GIRLY」はaikoのインディーズ時代のアルバム『GIRLIE』とスペル違いなんだが(意味は同じ)、これって偶然なのか…。まぁ逆に考えればaikoファンなら気に入る要素も多いってことか。ヴォーカルのタッチは曲ごとに印象がコロコロと変わって、川本真琴や、YUKI(ジュデマリ時代)、鈴木亜美っぽかったりで、このあたりは好みが別れそう。それでも、彼女の有無を言わせない無邪気さとしたたかさ、その向こう側に見え隠れするエロチックさには不思議な吸引力がある。結構好きかも。が、残念なのはサウンドのショボさ。広がりのない、まるでデモテープのような音で、ギターやキーボードもカラオケの演奏みたい。もしかしたら、わざとチープさを演出したのかもしれないけど(?)、もう少し丁寧に創ったほうがいいのにね。余計なお世話だけど。そういえばこのレコード会社は、今後は旧譜の再発も含め例外なく全アイテムをコピーコントロールCDでリリースするとこを決めたらしい。