いまごろ

世界の中心で、愛をさけぶ』を読みました。娘が友達から借りてきたのでそれを。ま、こういう機会でもないと手に取ることもないだろうし。400字詰め原稿用紙350枚弱ぐらいの分量だけど、感覚的にはもっと少ない感じで、長めの中編といったところでしょうか。読むのが遅い自分でもすぐに読み終えた(娘は1時間ちょいだった)。
ところで、この作者の人って59年生まれなんだね。ということは今年で45歳か。てっきり30代ぐらいの人が書いたのかと思ってた。四十半ばでこのストーリー、この文体か。んーっ、何とも言いようがない。


この本読んでると、どうしても亡くなったつれあいを想い出します(今月末でちょうど七回忌になる)。3年目で癌が再発転移し、入院の翌日には医師から見放されて他の病院へ転院。それから4ヵ月後に息を引き取りました。この間自分は一度もベッドや布団で寝たことはなかった。人生で最も過酷でつらい日々。この話に関してはかなり混み入った部分も多いので、また別の機会にでも改めてしたいと思います。