amazon.co.jpからの返答

『Hot Fuss / The Killers』

16日までamazon.co.jpで1万円以上買うと1000円のギフト券がもらえるキャンペーンをやってたので、日付が変わるギリギリに慌てて注文。7枚で10,718円(税込)。やっぱ安いよな〜、って思ってたら、facethemusicさん17日の日記に気になる記事を発見しました。



そうそう、こんな話も出たようです。
amazon.co.jpは、来年1月1日から輸入盤は入手(オーダー)で
きないとのこと。輸入権が行使されるから。


これは15日に京都で行われた緊急フォーラム『音楽を自由に選択出来る権利を!〜街から輸入盤CDが消える!?』の中で出てきた発言らしいのだが……。
どうしても気になったので、amazon.co.jpにメールで直接質問してみることに。いくつかのシンポジウムにも参加するなど、音楽ファン、消費者としての輸入権に関するこちら側のスタンスを説明したうえで、この話は事実なのか、またその可能性について聞いてみました。以下はamazon.co.jpからの返答です(抜粋)。

Amazon.co.jpでは、現在のところ、輸入盤CDのお取り扱い停止に関する決定はございません。今後の対応につきましても、現在、未定となっております。


予想されてた内容ですが、これでは今後の状況次第ではどのようになるか不明であると解釈せざるを得ませんし、こちら側が抱えている「来年からamazon.co.jpで輸入盤が買えなくなる」という不安は払拭できません。そこでもう一度はっきりした回答、できるなら輸入盤継続販売の意思表明をして欲しいという内容の質問をしてみたところ次のような返事をいただきました(抜粋)。

このたびは、当サイトの輸入盤音楽CDのお取り扱いにつきまして、お客様に分かりづらい点がございましたことをお詫び申し上げます。また、前回のご案内が最新の情報ではなくお客様にお手数をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます。


当サイトの見解につきましては、6月18日現在、お客様ご自身でサイト上でご確認をいただくことはできませんが、これからも輸入盤音楽CDをお求めやすい価格でお客様にお届けするよう、いっそうの努力を重ねて参りますことをご案内いたしております。また、6月4日に衆議院文部科学委員会委員長に提出した書簡を掲載いたしておりました。


輸入音楽CDにつきましては、6月3日付で国会で可決した邦楽レコード還流防止にかかる著作権法の一部を改正する法律案に関し、その適用範囲を、ライセンスを受け外国で販売された邦楽レコードの輸入(いわゆる「逆輸入」)に規制がかけられる結果となりました。そのため、逆輸入の音楽CDのみAmazon.co.jpではお取り扱いすることができなくなる見込みでございます。


2005年1月1日からは規制のため、ごく一部の商品のお取り扱いはできなくなりますが、輸入盤音楽CDのお取り扱いそのものが無くなるというわけではございませんのでご安心ください。当サイトでは引き続き法律で規制された逆輸入盤CD以外のお取り扱いを継続することで意思表明のかわりとさせていただきたいと存じております。


ご参考までに、今般衆参両院を通過しました「著作権法の一部を改正する法律案」に関し、5月21日より当サイトにて「輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ」を掲載いたしました。これに対し、当サイトの見解へのご支持および法案に関する憂慮を示す、1,000通を超えるEメールをいただきました。お客様を含む、ご意見をお送りくださったお客様に深く感謝申し上げます。


取り扱いできない輸入盤というのが、全体の中でどの程度になるかは現段階ではわかりませんが、amazon.co.jpがこうしてきちんと意思表明していただいたことには感謝いたします。メールに対する対応も素早く(両方とも1日以内に返事が来た)、内容もとても丁寧でした。個人的にもamazon.co.jpに対する依存度はかなり高いので、なんとか頑張って欲しいものです。今年の末にまとめ買いをしなきゃならない状況にだけはならないことを祈ってますが……。

京都でのフォーラムのレポのリンクを
at most countableさんがまとめられています。