ピアノガール

日曜日の夕方、星村麻衣の「PIANO GANG STA☆vol.8@HARAJUKU GIGZOO」に行ってきた。彼女のライブを観るのは初めて。会場のキャパは350人らしいが(@ぴあ参照)、この日は横のスペースを仕切ってフロアにイスが並べられていた。観客は120〜30人ってとこだろう。
6列目中央に座ったのだが席の配置が詰まっているため、しゃがんでしまうと低いステージは上の部分しか見えない。さらにアコースティックセット(ピアノ&ヴォーカル(星村麻衣)、ギター、ベース、パーカッション)で座ったままのプレイがメインだから、見えるのは上半身ぐらいで肝心の楽器をプレイしている様子がまったくわからん。小さいハコで間近で観てるのに、これでは意味がない。最初はイスに座れてラクチンと思ったが、少なくとも自分としてはいつも観てるようなスタンディング形式のほうが楽しめる。なんとなくテンションも下がるし。


なのであまり印象に残らないライブだったけど、箇条書きにするとこんな感じ。

  1. 実際に見る彼女はチャーミングな普通の23歳の女の子。でも目付きは鋭い。
  2. よく喋る。ちょっと天然ボケのキャラだったのは意外だった。
  3. それほどピアノにスポットが当たるというわけではなく、あくまでヴォーカル中心の構成。
  4. 1人で来てる男性ファンが多い。ガンズやハロウィンのTシャツ(しかも古いの)着てるのもいて、ファン層がよくわからなかった
  5. 観客はとくかく大人しい。ライブというより試聴会のような雰囲気。
  6. だけどイタイ客もいて、周りはみんなひいていた。


彼女が敬愛するベン・フォールズのようにガンガンにピアノを弾きまくるようなプレイを期待してたのだけど、この日は違ったようだ。あと、これはステージの大きさも関係してるのかもしれないが、ピアノの鍵盤が完全にステージ側を向いており、そのために指先がまったく見えなかったのも残念だった。一応プロジェクターを使ってステージ中央のスクリーンに時々映されてたが、やはりそれでは満足できない。だって(自分としては)ピアノを弾く姿を観に来たのだから。
しっとりとしたアコースティックセットももちろんいいが、バンドをバックにスタンディングで鍵盤を叩く彼女の“ピアノロック”のステージを一度体験したいなぁ。